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会員一丸で各種事業に邁進 宮崎県法面保護協会

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▲写真は挨拶する工藤会長、表彰式、総会の模様

 一般社団法人宮崎県法面保護協会(工藤勝利会長)は5月17日、宮崎市内で2019年度「第23回定時総会」を開催した。会員企業の代表が多数出席し、18年度事業及び収支決算、剰余金処分案、19年度事業計画案及び収支予算案について審議を行った。

 挨拶で工藤会長は、昨年度に10年目を迎えたサンマリンスタジアムの清掃活動が宮崎県の明日のみやざきづくり表彰を受賞したことや、新たに5社の新入会員を迎えたことを報告。各種活動を通じて、会員のスキルアップや協会の知名度アップを図り、会員としてのメリットを関係機関に要望するなど、一丸で事業に取り組む考えを示した。

 協会の緒嶋雅晃顧問は、自然災害への備えの重要性について言及したほか、将来の担い手の確保・育成に向けて、若者が働きたいと思う会社になるために、健全な経営環境が不可欠であると指摘。そのための活動を展開しつつ、「協会員であることに誇りと自信を持って、安全・安心な県土づくりに努めて欲しい」と呼び掛けた。

 竹尾通洋氏を議長に選出して行われた議案審議では、18年度事業及び収支決算、18年度剰余金処分案、19年度事業計画案及び収支予算案の各議案について慎重に審議を行い、いずれの議案も満場一致で原案どおり承認された。

 19年度の事業計画では、協会運営の基本方針に基づき、会員加入の促進や社会貢献活動の実施、法面保護工技術研修会及び公共工事に関する研修会の開催、現場の安全確保を図るためのパトロールの実施、実務者労働安全研修会の開催のほか、会員の受注拡大に向けた発注機関への要望・意見交換等に取り組むことを確認した。

■表彰受賞者の努力と功績を称える

 総会に先立ち、同日には協会長表彰式も執り行われた。多数の来賓が見守る中、永年勤続表彰を受賞した甲斐春喜氏(山崎産業)、現場代理人表彰を受賞した▽荒川福男氏(荒川建設)▽矢野憲吾氏(松澤組)▽新名亮文氏(吉原建設)▽山本真也氏(五幸建設)、特別功労者表彰を受賞した佐藤郁朗氏(工藤興業)に表彰状が贈られた。

 工藤会長は、受賞者が他の従業員の模範であることや、工事成績が優秀で現場の労働安全に貢献していること、法面業界及び協会の発展に貢献していることを紹介。「日頃から技術の研鑽に努め、現場に適した施工や安全対策に気配りをしながら工事の完成に努めている」と称え、「益々の精進をお願いしたい」と呼び掛けた。

 来賓として招かれた宮崎県の河野俊嗣知事は、急峻な地形で災害が発生した際、厳しい状況下で復旧にあたる会員の尽力や、会員が取り組むサンマリンスタジアムの清掃活動に感謝の意を示し、頻発する自然災害から県民の安全・安心を守っていくためにも、建設産業の働きやすい就労環境づくりを支援していく考えを示した。

 受賞者を代表して謝辞を述べた甲斐氏は「日頃の研鑽が認められ、このような晴れがましい栄誉をいただいたことは、ひとえに会社の社長をはじめ、先輩、上司、同僚の指導や励ましのおかげ」と感謝の意を示すとともに、「法面業界並びに建設業界の発展のため、これからも更なる精進を重ねていく」と力強く意気込みを語った。