川南町は5月27日、指名競争で「地域活性化拠点施設建築主体工事」「同電気設備工事」「同機械設備工事」の入札をそれぞれ執行する。東九州自動車道の川南パーキングエリアに隣接する町有地(大字川南1170-542番地、敷地面積=約3210m2)を活用し、地域振興の核となる利便施設の建設する。
施設の整備コンセプトは「地域経済の活性化を目指して、場をつくり、流れをつくり、人をつくるパーキングエリア」。情報発信や地場産品の販売を通じて、川南町の文化や歴史、食資源といった様々な魅力を広く全国にPRし、地域経済の活性化を図ると共に、災害発生時の防災拠点としての活用も見込む。
新設する施設の規模はS造2階建延べ1190m2。1階に休憩・情報提供コーナーや飲食コーナー、物品販売コーナーなどを配置し、2階は管理事務所等とする。一般道の利用者や職員等を対象とした施設側駐車場、東九州道利用者を対象とした第2駐車場のほか、広場等の整備も計画している。
施設整備に係る基本計画策定支援と基本設計は建設技術研究所、実施設計はごとう計画・設計がそれぞれ担当した。工期は8カ月程度を予定。指名業者は入札後に公表する。税抜の予定価格は、建築主体工事が4億円、電気設備工事が4400万円、機械設備工事が6000万円。