宮崎市は5月8日、条件付一般競争で「生目地域複合型施設基本・実施設計業務委託」の入札を執行し、ごとう・大東特定委託業務共同企業体が2550万円で落札した。公民館や児童館等の機能を集約した複合施設整備に係る基本・実施設計を委託する。委託期間は2020年1月31日まで。税抜の公表金額は3220万8095円だった。
17年度に市が策定した「宮崎市公立公民館等整備及び長寿命化計画」に基づき、老朽化した生目公民館の建て替えにあわせて、生目地域センター、生目児童館など周辺の主な公共施設等の機能を集約した複合施設を建設する。
複合化の対象予定施設は▽生目公民館▽生目児童館▽生目地区社会福祉協議会▽生目地域センター▽生目・小松台地域包括支援センター▽高齢者ふれあい室―の6施設。建設場所は生目公民館等が立地する宮崎市大字浮田3000番地とする。
新施設の規模は、鉄筋コンクリート造、地上2階または3階建、延床面積は1900m2程度。児童向け遊戯室や高齢者ふれあい室、図書室、学習室、会議室、多目的ホールのほか、地区社会福祉協議会や地域センター等の事務局、公民館事務室を配置する。
事業スケジュールによると、19年度は施設整備に係る基本・実施設計のほか、既存施設の解体設計や地質調査等を行い、20年度に既存施設の解体工事を行う方針。本体建設工事は20年度~21年度に実施する。21年度に外構工事を行い、22年度の施設供用開始を目指している。