一般社団法人宮崎県造園緑地協会宮崎支部(濵砂健三支部長)は5月14日、宮崎市内で2019年度「第38回通常総会」を開催した。総会には支部会員の代表が多数出席し、18年度事業及び収支決算について執行部から説明を受けたほか、19年度事業計画案及び収支決算案について慎重に審議を行った。
総会で濵砂支部長は、会員の尽力により昨年の事業を滞りなく遂行できたことに感謝の意を示すとともに、最大の課題である人手不足について言及し、「魅力ある造園業を構築しなければ、若者の入職は見込めない」と指摘。若年層を含む全ての人が働きやすい職場環境づくりに努める必要性を訴え、会員に理解と協力を求めた。
来賓として招かれた宮崎県造園緑地協会の松浦龍次郎会長は、宮崎支部が昨年12月に宮崎市と結んだ災害協定に触れ、「私達が社会に貢献できる業種と評価されていることの現れ」であると指摘。宮崎支部の積極的な活動に敬意を表し、「皆さんの協力なくして造園業の発展は見込めない」と、会員の更なる活躍に期待を込めた。
議長に村岡慎一氏を選出して行われた議案審議では、18年度事業経過について濵砂支部長や各部会の担当者が説明。このほか、18年度収支決算及び監査報告、19年度事業計画案、19年度収支予算案について審議を行い、いずれも原案どおり承認された。
19年度は、関係機関に対して予算確保や分離発注を提案・要望するとともに、担い手確保のために学校訪問等を通じて造園業の魅力をPRする。また、造園工事工種拡大に対する努力や技術力向上のための施工技術研修会の開催、緑化事業への積極参加、公共奉仕活動の実施、安全パトロールの実施、関係施設の視察・研修等に取り組む。