▲写真はセミナーの模様
一般社団法人宮崎県警備業協会は5月11日、宮崎市の宮崎県技能検定センターで「交通誘導警備業務2級事前講習セミナー」を開催した。県内各地から警備業従事者52人が参加し、交通誘導警備業務に必要な関係法規や基本動作などを熱心に学んだ。
交通誘導警備業務2級検定は、工事現場等で交通事故の発生を警戒・防止する業務を実施するために必要な知識と能力を問うもの。昨年10月に行われた特別講習では、受講者51人中34人(66・7%)が合格するなど、大きな成果を上げている。
11日のセミナーでは、熟練講師から交通誘導業務を適切に遂行するために必要な法令等について説明があり、交通誘導警備業務に必要な基本動作のほか、素手による後進誘導要領、大旗による車両誘導要領、負傷者の搬送要領等を指導した。受講者は指導内容を体に叩き込むように、一連の動作を何度も繰り返しながら確認した。
主任講師の歌津公博氏は、「交通誘導警備業務2級検定合格警備員は、専門的な知識を持ち、技術の錬成に努め、現場での適切な判断力が必要とされるリーダーとしての役割を果たす。生命・身体・財産等を守ることを第一に考え、信頼される警備業を目指し、一人でも多くの受講者が合格できるよう指導していきたい」と話した。