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今夏にも実施設計業務を発注へ 延岡駅西口の再開発ビル

 JR延岡駅西口街区の再開発事業に取り組む株式会社まちづくり延岡(黒木清代表取締役)は、仕事や生活の拠点として日常的に人が集う再開発ビルの基本設計が完了したことを受けて、今夏にも施設整備に係る実施設計業務を発注する考えでいる。基本設計同様、条件付一般競争入札の採用を視野に、業務発注に向けた準備を進める。

 JR延岡駅西口で同社が施行する再開発事業の施行区域は約0.3㌶。再開発事業には、市街地の環境改善や良好な市街地住宅の供給等促進を目的に、一定割合以上の空地確保や土地利用の共同化、高度化等に寄与する優れた建築物等の整備に対して国や地方公共団体が補助する「優良建築物等整備事業(優良再開発型)」を活用する。

 当初計画段階に於ける施設の規模はS造5階建延べ約5400m2を想定。飲食店やサービス業の店舗のほか、情報関連企業のオフィス、医療機関、専門学校、延岡商工会議所及び中小企業支援機関等の事務所などの入居を想定している。調査設計計画費や建設工事費、用地費、事務費を含む概算事業費は約16億円を見込む。

 これまでに、ユーデーコンサルタンツが担当した基本設計が完了したことを受けて、同社は今夏にも施設整備に係る実施設計業務を発注する考えでいる。発注方式に関しては、条件付一般競争入札の採用を視野に入れる。計画では19年度に実施設計を完了させ、20年度以降に本体建設工事に着手する見通しでいる。