建設ネット企画画像 四角 四角

公募型プロポで事業者を選定 県体育館建設設計業務

 宮崎県は5月13日、公募型プロポーザル方式で事業者を選定する「体育館建設に係る設計業務」を告示した。2026年に本県で開催する国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会に向けて建設する体育館に係る基本設計及び実施設計を委託する。履行期間は20年11月30日まで。業務規模(税込)は1億円以下を想定する。

 整備場所は延岡市大貫町の延岡市民体育館敷地内(約2万5000m2)。既存の市民体育館を廃止し、メインアリーナとサブアリーナを整備する。まず、サブアリーナを建設し、供用後に既存の市民体育館を取り壊し、その後にメインアリーナを建設するなど、段階的に整備を進めることで、既存の市民体育館の利用に配慮する。

 新施設は2階建程度で、全体の延床面積は約1万2500m2程度を想定。メインアリーナは約3040m2(固定席2千~3千席、可動席1千~2千席で検討)、サブアリーナは約1700m2(最大800席程度で検討)とし、管理部門や供用部門の必要諸室を配置する。税込の概算工事費は約70億円を見込む。

 プロポーザルの参加資格は、代表構成員1者とその他構成員1者または2者で構成する設計業務共同企業体。その他構成員は宮崎県内に主たる営業所を有する者とする。

 いずれの構成員も、宮崎県の建設工事等の契約に係る入札参加者の資格等に関する要綱に規定する建築設計業務に係る入札参加資格の認定を受けており、建築士法第23条第1項に規定する一級建築士事務所登録簿に登録されていること。

 代表構成員には、04年5月1日から19年4月30日までに契約履行が完了した業務で、体育館等の屋内スポーツ施設の用に供する部分の延床面積が3000m2以上の建築物の新築または増改築工事に係る設計業務(基本設計・実施設計のいずれでも可)を受注した実績を有することを求める。

 審査は県有スポーツ施設建設に係る設計業務プロポーザル選定委員会が行う。一次審査で、参加する設計JVからの参加申込書に基づき、技術提案書の提出者として5者程度を選定。一次審査で選定した提出者からの技術提案書及びヒアリング等に基づき、二次審査で最優秀者1者と優秀者(次点)1者を選定する。

 プロポーザルの主なスケジュールは、▽参加資格審査申請書及び参加申込書提出期限=5月31日▽参加資格審査結果通知=6月4日まで▽一次審査=6月6日▽技術提案書提出者の選定通知=6月7日頃▽技術提案書提出期限=7月9日▽二次審査(プレゼン・ヒアリング)=7月18日▽技術提案者への特定通知=7月19日頃―を予定する。

 参加説明書や仕様書、県体育館整備基本計画等の関連資料は宮崎県のホームページからダウンロードできる。手続等の担当部署は宮崎県総合政策部国民スポーツ大会準備課施設整備担当(〒880-8501宮崎市橘通東2丁目10番1号県庁本館3階、電話0985-26-0084、FAX0985-24-1723)。