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小畠淳二氏を会長に再選 宮崎県地質調査業協会

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▲写真は挨拶する小畠会長、新役員、総会の模様

 一般社団法人宮崎県地質調査業協会(小畠淳二会長)は5月10日、宮崎市内で2019年度の定時総会を開催した。会員企業の代表らが多数出席し、18年度事業や19年度事業計画及び収支予算について執行部から説明を受けたほか、19年度決算を承認。任期満了に伴う役員改選では、小畠淳二氏が会長に再選された。

 挨拶で小畠会長は、甚大化・頻発化する自然災害を踏まえ、国や県の公共事業予算が増加する一方、防災・減災及び老朽化対策に重点が置かれ、地質調査業に影響を及ぼすことを懸念。会員企業の受注額は、災害関連業務の増加に伴い回復基調にあるが、「今後も同様の受注額が確保されるかは不透明な状況にある」と述べた。

 入札・契約制度等に於いても多くの課題が残されていることを踏まえ、「今後とも関係機関に私たちの実情を粘り強く訴え、不安定な受注環境の改善を図るための施策を要望するとともに、各企業が経営上の諸課題の解決に努めていかなければならない」と述べ、協会が実施する各種活動に対する支援と協力を会員に求めた。

 議長に甲斐重隆氏を選出して行われた議案審議では、先の理事会で承認された18年度事業、19年度事業計画及び収支予算について事務局から説明があったほか、決議事項である19年度決算を承認。任期満了に伴う役員改選では、会員の投票により新理事及び新監事を選出し、新役員の互選により小畠淳二氏が会長に再選された。

 19年度の事業計画では、地質調査業登録業者や地質調査技士の活用を求めていくほか、技術者の資質及び技術力向上のための講習会・研修会等の開催、災害防止に関する調査・研究と安全教育の徹底、事業量拡大や専門業者の活用、積算の適正化、分離発注等に係る関係機関等への要望活動などに取り組むことを確認した。

*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=小畠淳二(ジオプラン)
▽副会長=有馬政臣(都城技建コンサルタント)
▽理事=吉田一路(九州工営)、川邊信也(九大地質コンサルタント)、甲斐重隆(国土地質調査事務所)、小澤修三(東九州コンサルタント)、金野尾司(圓井特殊工業)、佐藤清範(専務理事兼事務局長/員外)
▽監事=河野武弘(富士工業)、兒玉恭明(宮崎綜合会計事務所/員外)。