▲写真は挨拶する藤元会長、表彰式、総会の模様
宮崎県土木施工管理技士会(藤元建二会長)は5月10日、宮崎市内で2019年度「第28回通常総会」を開催した。総会には多数の理事や代議員が出席。18年度事業報告書及び収支決算書、19年度事業計画書案及び収支予算案について審議を行った。
挨拶に立った藤元会長は、技士会の目的が土木技術者の技術力及び社会的地位の向上と現場の施工管理技術の向上にあることを説明。昨年度には、各種講習会や現場見学会を通じて最新技術情報の提供に努めたほか、親子現場見学会が新聞等で報道されるなどして、広く土木のPRに繋がったことを紹介した。
藤元会長は、国や県などの行政機関と連携を図りながら、建設業の働き方改革の推進のため、受発注社双方の負担軽減に繋がる工事書類の簡素化等に取り組むとともに、技術者のスキルアップや若手技術者の育成を目的とした講習会及びセミナー、資格取得を支援するための講習会の開催等に取り組む考えを示した。
表彰式では、全国土木施工管理技士会連合会の優良工事従事技術者表彰、宮崎県土木施工管理技士会の優秀技術賞を受賞した各氏に表彰状が贈られた(受賞者は後述)。
来賓祝辞では、宮崎県県土整備部の瀬戸長秀美部長の挨拶を蓑方公次長が代読。建設産業に於いては担い手の確保・育成が喫緊の課題であり、課題解決へ働き方改革に官民一体で取り組む必要性について言及するとともに、技術と経営に優れ、地域貢献度の高い企業が成長できる環境づくりに努めていく考えを示した。
議長に藤元会長を選出して行われた議案審議では、18年度事業報告書及び収支決算書、19年度事業計画書案及び収支予算書案について慎重に審議を行い、いずれの議案も満場一致で原案どおり承認された。
19年度の事業計画では、土木施工管理技士を対象とする研修及び講習や継続学習制度(CPDS)の推進、ICTなど最新技術への取り組み、国家資格取得の促進、書類の簡素化に関する協議等の実施、新工法・新技術に関する調査研究、ホームページによる情報発信などに取り組むことを確認した。
*表彰受賞者は次のとおり(敬称略)
〔全国土木施工管理技士会連合会〕
▽優良工事従事技術者表彰=野村憲司、倉永友則、上久保隆、柳田康仁、甲斐誠
〔宮崎県土木施工管理技士会〕
▽優秀技術賞=渡邉康広、関屋要、三島輝久、前村圭介、鶴田信彦、大神和成、瀬戸正裕、佐藤井年、米田哲朗、加木信作、福岡正巳、工藤安幸、大山芳史、赤澤早都、田住友紀、草野利紀、西山伸幸、加門和典、松永純也、中井清文、杉尾幸俊。