▲写真は、挨拶する小野会長、表彰式、総会の模様
日南地区建設業協会(小野耕嗣会長)は４月２６日、日南市内で２０１９年度の通常総会を開催した。総会には会員企業の代表ら多数が出席。１８度の事業経過や収支決算について報告を受けたほか、１９年度の事業計画案や収支予算案などの各議案を承認した。
総会の冒頭、挨拶に立った小野会長は、建設産業の課題である慢性的な人手不足に関して「就労環境の早期改善が必要」と指摘。また、「建設業界の未来のためには若年層の取り込みが必須。会員一丸となって積極的な意見交換や助言等を踏まえ、建設業界のイメージアップを図っていかなければならない」と述べ、会員に理解と協力を求めた。
来賓挨拶後に行われた表彰式では、会社表彰を受賞した日南建設、従業員表彰を受賞した▽山倉幸士氏▽横山勉氏▽中村雄一氏▽海老原克信氏▽高山喜行氏―６人に表彰状と記念品が贈られた。謝辞を述べた日南建設の門川好秀代表取締役は、「建設業は地域に無くてはならない存在。業界の更なる発展へ尽力していく」と意気込みを語った。
議案審義では、１８度事業経過及び収支決算、１９年度事業計画案及び収支予算案などの各議案について慎重に審議を行い、満場一致で全議案ともに承認された。
このうち１９年度の事業計画では、公共事業予算の確保に向けた積極的な要望活動、適正な入札制度への見直し並びに会員優先発注の推進、法令遵守の徹底、暴力団等の徹底排除、労働災害・交通災害防止の対策強化、地域貢献活動への積極参加、防災協定の支援体制の徹底、会員の経営基盤の強化と優れた人材の育成などを重点事項とした。
これに関連して、雨期前の災害危険個所の自主点検や労働安全パトロール・現場パトロールの実施、青年部及び女性部による公共奉仕活動、安全推進大会の開催、土木施工管理技士会との共催による講習会といった自主活動や研修を推進するとともに、協会関係功労者等への表彰を行うことを確認した。