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高速道路事業費は5.3%増 西日本高速の事業計画

 西日本高速道路株式会社の2019年度の高速道路事業費は、前年度比5.3%増の9182億円となった。道路の新設・改築に投じる費用は前年度比25.0%減の2490億円。一方で、維持修繕に要する費用は17.0%増の4614億円、大規模更新・修繕は42.5%増の2079億円となった。

 西日本高速道路は19年度、地域の発展や利便性の向上に貢献する高速道路ネットワークとして、近畿自動車道など15道路72㌔の新設と、同じく7道路129㌔の改築を計画する。維持修繕や災害復旧の対象は中央自動車道など42道路3533㌔。大規模更新及び修繕は中央自動車道など24道路303㌔で実施する。

 高速道路事業を除く19年度の事業計画としては、新規のサービスエリアの建設や既存サービスエリアの管理などに119億円を投じる。国や地方公共団体から受託して行う道路の新設、改築、維持、修繕等は66億円。また、有料駐車場事業やトラックターミナル事業、高架下占用施設活用事業等のその他の事業に34億円を投じる。

 19年度完成区間(箇所)は、中国自動車道の湯田PAスマートIC、松山自動車道の中山スマートIC、長崎自動車道長崎芒塚IC~長崎多良見IC(8.3㌔)の4車線化、九州自動車道の人吉球磨スマートIC、九州自動車道の桜島スマートIC、東九州自動車道の国富スマートICなどを予定している。