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若者が夢を持てる建設業へ取組推進 延岡地区建設業協会

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▲写真は挨拶する山﨑会長、表彰式、総会の模様

 延岡地区建設業協会(山﨑司会長)は4月23日、延岡建設会館で2019年度「第58回通常総会」を開催した。総会には多数の会員が出席し、18年度の事業報告及び収支決算並びに剰余金処分案、19年度の事業計画案及び収支予算案等の各議案について慎重に審議を行った結果、いずれの議案も承認された。

 総会に先立ち行われた表彰式では、功労表彰、会員表彰及び従業員表彰の受賞者(後記参照)に表彰状と記念品を授与。受賞者を代表して、北方建設の加行幸一氏が「受賞は身に余る光栄であり感激。今回の受賞を大きな糧に、協会の発展及び企業の伸展のため、一致協力して努めていきたい」と謝辞を述べた。

 挨拶で山﨑会長は、西日本豪雨や北海道胆振東部地震、大型台風といった激甚化・頻発化する自然災害に対応するため、2020年度までに約7兆円を投じて集中的な対策を講じる「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」が進められる中、技術者や働き手、特に若手の担い手不足が顕在化してきていることに言及。

 担い手の確保に向けて、「それぞれに意識の転換を図り、経営体質の改善に基づく給与等の処遇の改善や働きやすい職場環境の構築に努めるなど、若者に夢を持ってもらえる建設産業に変わらなければならない」と指摘。現在、そして将来の建設業界の躍進を目指し、官民あげて様々な努力をしていく必要性を強く訴えた。

 山﨑会長を議長に選出して行われた議案審議では、18年度事業報告及び収支決算、19年度事業計画案及び収支予算案等の議案を審議し、いずれも承認された。19年度の事業計画では、70周年記念式典の実施や協会運営の在り方の調査・研究、会員拡大、迅速な情報収集・提供と情報の共有化等に重点的に取り組むことを確認した。

 同日にはこのほか、延岡建設会館と延岡地区建設事業協同組合の通常総会も開催。18年度事業及び決算、19年度事業計画案及び収支予算案などの各議案について審議を行い、いずれも承認された。

*表彰受賞者は次のとおり(敬称略)
▽功労表彰=加行幸一(北方建設)
▽優良会員表彰=佐藤菊正(佐藤組)、吉田昭彦(大洋建設)、西本幸則(西本建設)、畦田今朝義(可愛工業)、坂本榮之進(坂本組)
▽優良従業員表彰=吉田賢二(伊東組)、室屋吉弘(日新興業)、三村千代子(岡田工業)、稲田茂幸(八作建設)、森振一郎(坂本組)、小野貴洋(奈須組)、牧野太樹(山崎産業)、河野朋子(木村産業)。