日本機械土工協会(日機協、向井敏雄会長)は、2019年度「登録機械土工基幹技能者講習」の受講者を5月20日まで募集する。定員になり次第締め切る。19年度講習は6月21日~6月23日までの間、北海道旭川市、札幌市、仙台市、東京都、静岡県藤枝市、名古屋市、福井市、大阪市、広島市、福岡市の全国10都市で実施する。
「登録機械土工基幹技能者」は、建設業法施行規則第18条の3第2項第2号に位置付けられた、機械土工に関して熟達した作業能力、豊富な知識、現場を効率的にまとめるマネジメント能力を備えた技能者。建設キャリアアップシステムと連携した能力評価基準でもその技能は最上位のレベル4に位置付けられている。
受講修了者には日機協から「登録機械土工基幹技能者講習修了証」が交付され、同基幹技能者資格を取得できる。講習修了証の有効期間は5年。有効登録者数は19年3月末現在で7817人となっている。
講習修了者が経営事項審査(とび・土工工事業もしくは土木工事業のどちらか)を受審する際には技術力(Z)評点3点が与えられるほか、総合評価落札方式でも評価の対象資格とされている。主任技術者(とび・土工工事業のみ)としても位置付けられるほか、元請企業の「優良技術者認定」の認定条件になる―などのインセンティブが付与される。
受講希望者は「とび・土工工事業」または「土木工事業」について、単一の業種で10年以上の実務経験を有すること―などの要件を満たす必要がある(詳細は日本機械土工協会のホームページ参照)。問い合わせ先は事務局・電話03(3845)2727。
各都市の講習会場と定員は次の通り▽北海道旭川市(旭川勤労者福祉会館)95人▽札幌市(北海道建設会館)満席▽仙台市(卸町会館)満席▽東京都(機械振興会館)満席▽静岡県藤枝市(静岡県建設学院)満席▽名古屋市(IMYホール)90人▽福井市(福井県繊協ビル)95人▽大阪市(新梅田研修センター)90人▽広島市(広島YMCA国際文化センター)73人▽福岡市(天神チクモクビル)91人。