▲写真は挨拶する堂地会長、表彰式、総会の模様
宮崎市塗装業協会(堂地隆一会長)は4月24日、宮崎市内で2019年度の定時総会を開催した。会員全社の代表が出席し、18年度事業経過や委員会活動内容、収支決算について報告を受けたほか、19年度事業計画案及び収支予算案を満場一致で承認。技術や安全に優れた会員企業の表彰も行った。
挨拶で堂地会長は、新元号の令和を目前に控え、昭和、平成と二つの時代を経た協会に対する先人や諸先輩、会員の尽力に敬意を表し、「時代が変わっても、塗装専門工事業者としてプライドを持ち、時代に合った、そして先を見据えた経営感覚と優れた技術の習得に前向きであることが必要だ」と述べた。
また、若手人材を確保・育成するために、塗装という仕事の素晴らしさをPRすることや、働き方改革に積極的に取り組むことが必要と指摘。塗装工事業の発展へ、「優れた技術や施工管理が求められていることを自覚し、次の世代に引き継ぐことが私達の責務である」と述べ、会員に理解と協力を求めた。
堂地会長を議長に選出して行われた議案審議では、2018年度事業経過報告及び委員会報告、2019年度収支決算報告及び監査報告、2019年度事業計画案及び収支予算案などの各議案について慎重に審議を行い、いずれも承認された。
18年度の事業経過報告では、緒方副会長が協会事業の実施状況を説明。各委員会の活動報告では、石綿含有仕上塗材の除去や飛散防止対策セミナーに行政機関を含めて多数の参加があったことや、安全衛生大会の開催、定期的な現場パトロールの実施、防災訓練及び公園施設の塗装奉仕作業などに取り組んだことを説明した。
19年度の事業計画では、需要開発促進を目的とした市及び関連機関への広報活動や陳情等、品質・技術向上のための研修会の企画・開催、公共施設等に於ける塗装奉仕活動の実施、安全・環境対策に関する調査研究、若年者の雇用及び人材育成と職業訓練支援、会員相互の親睦を図る交流会の開催等に取り組むことを確認した。
総会では19年度の表彰式も執り行われ、宮崎市発注工事で優秀な工事成績点を獲得した佐藤塗装店、現場の安全衛生管理が特に優れていた嶋末塗装店に表彰状が贈られた。総会終了後には、宮崎市教育委員会学校施設課の下村篤史主任技師を講師に招き、「外壁改修工事」に関する講習会も行われた。