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若年層確保へ魅力ある職場づくり 宮崎地区建築業協会

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▲写真は挨拶する松下会長、西田会長、総会の模様

 一般社団法人宮崎地区建築業協会(松下進一会長)は4月19日、宮崎市内で2019年度「第43回通常総会」を開催した。会員企業の代表らが多数出席し、18年度の事業経過及び収支決算について報告を受けたほか、19年度の事業計画案及び収支予算案を承認。表彰式では、功労表彰及び勤続功労表彰の受賞者に表彰状を贈った。

 挨拶で松下会長は、健康保険組合の運営を通じた会員の健康増進や相互の親睦を図るレクリエーションの開催、若年技術者及び技能者の確保に向けた雇用環境の改善、子ども達にものづくりの楽しさを伝える木工教室の開催、南海トラフ巨大地震をはじめとする自然災害に備えるための体制構築などに会として取り組んでいることを説明。

 松下会長は、これらの取り組みに献身的に参加している会員一同の尽力に感謝の意を示すとともに、建築業界に未だ多くの課題が山積していることを踏まえ、課題の解決に向けて「一歩ずつ地道に歩みを進めていくことが大切」であると強調。新年度に実施を予定している各種事業に対して、参加者一同に理解と協力を求めた。

 一般社団法人宮崎県建築業協会の西田増美会長が祝辞を述べた後、川上学氏を議長に選出して行われた議案審議では、▽18年度事業経過報告▽18年度決算報告並びに監査報告▽19年度事業計画案▽19年度予算案―の各議案について執行部が内容を説明。慎重に審議した結果、全議案ともに満場一致で原案どおり承認された。

 19年度の事業計画では、長期優良住宅及びゼロエネルギー住宅の建築促進、多様化する住宅ニーズに対応した講習等の開催、大規模災害時における仮設住宅の確保に向けた取り組み、大工技能者の技術・技能の向上、健康保険組合の運営、週休二日制の導入など魅力ある職場づくりの推進、木工教室の開催等に取り組むことを確認した。

 表彰式では、功労表彰を受賞した山下正勝氏(山下建設有限会社)、勤続功労表彰を受賞した▽東明氏(野田建設株式会社)▽黒岩靖代氏(株式会社冨永鋼建)▽坂田稔氏(有限会社松下建設)―の3人に松下会長から表彰状が贈られた。総会後には、バリアフリー施設整備補助事業やブロック塀等の安全対策に関する研修会も行われた。