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品質管理や安全対策など学ぶ 西臼杵生コン事業協同組合

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▲写真は挨拶する木田理事長、講習会、表彰式の模様

 西臼杵生コン事業協同組合(木田正美理事長)は4月15日、高千穂町内で2019年度「第20回西臼杵生コンクリート運搬技能士講習会」を開催した。参加した組合員ら約80人がコンクリートの品質管理や安全対策、交通ルール等について熱心に学んだほか、優良従業員表彰を受賞した組合員に表彰状が贈られた。

 挨拶で木田理事長は、国土強靱化や東日本大震災をはじめとする被災地の復旧・復興にコンクリートが大きな役割を果たしていることを強調。組合が地元の消防機関と締結している防犯及び防災協定に基づき、生コン車に水を積載して消火活動をバックアップしていることを紹介し、「私達の手で地域を守っていきたい」と述べた。

 一方で木田理事長は、安全意識の高揚を目的とした講習会が20回を数え、これまでの受講者が運転中のヘルメット着用を実践するなどして、「組合員に頼んで良かった」と顧客に喜んでもらえていることに言及。良い品物を安心して届けられるよう、コンクリートの品質確保や交通ルールを遵守するよう参加者に協力を求めた。

 交通安全講話を行った高千穂警察署の平川智地域交通課長は、運転動画シミレーターを使って危険予知や交通ルールについて説明。運搬技能士講習では、西臼杵共同生コンの飯干博企技術委員、伊東利幸工場長、造隼勇治社長が「品質管理」「道路交通法及び労働安全」「マナー」について講演し、受講者は熱心に聞き入っていた。

 優良従業員表彰では、西臼杵生コン事業協同組合の甲斐義幸氏(西臼杵共同生コン第一工場)と甲斐桂太氏(同第二工場)、西臼杵ダンプ運送事業協同組合の赤星和人氏(栄高産業)の3人を表彰。甲斐桂太氏は「私達が最前線の営業マンであり、品質の最終確認者であることを自覚し、地域社会の発展に貢献していく」と謝辞を述べた。