▲写真は激励式、訓練の模様
土木建設に関する技術や社会性を兼ね備えた人材を育成する宮崎県産業開発青年隊は4月12日、教育訓練の一環として行っている恒例の耐久訓練に臨んだ。今春の新入隊員39人に市町村及び民間企業の新規採用職員ら18人が研修生として加わり、宮崎市清武町の建設技術センターから宮崎神宮に至る約14㌔の行程を踏破した。
昭和26年創設の宮崎県産業開発青年隊は、即戦力となる土木建設エンジニアを育成する教育機関。様々な技術や知識に加え、多くの資格を取得することができ、これまでに4800人を超える優秀な人材を輩出している。現在は、指定管理者である宮崎総合学院が伝統と民間のスキルを組み合わせた教育プログラムを実践している。
今年の耐久訓練では、建設技術センターを出発して宮崎神宮で折り返すコースを14年ぶりに採用。訓練に臨んだ新入隊員と研修生は、大きな掛け声とともに歩調を合わせ、一糸乱れぬきびきびとした動作で力強く歩みを進めた。途中、宮崎県庁に立ち寄り、多くの職員や関係者が見守る中、鎌原宜文副知事が訓練の参加者を激励した。
河野俊嗣知事の挨拶を代読した鎌原副知事は、建設産業が地域や社会に果たす役割の重要性を説き、新入隊員に「切磋琢磨しながら優秀な建設技術者に一日も早く成長され、本県の建設産業を支える人材として活躍すること期待する」、研修生に「それぞれの職場で建設産業を大いに盛り立て、地域のために活躍して」と呼び掛けた。