▲写真は講習会の模様
地盤改良等を手掛ける宮崎市の有限会社王生工業(中原伸博代表取締役)は2月26日、宮崎市内で「耐震&地盤~リスク見える化~」講習会を開いた。県内外から建築関連企業の経営者や設計担当者ら50人余が受講し、耐震性能及び地盤の「見える化」について学んだ。
講習会の第一部では、京都大学生存圏研究所の中川貴文准教授が「木造住宅の耐震性能の見える化」と題して講演。中川氏が開発した木造住宅の耐震シミュレーションソフト「wallstat(ウォールスタット)」を用いて、地震時に於ける住宅の損傷や倒壊までをアニメーション表示できることを紹介した。
第二部では、一般社団法人住宅不動産資産価値保全保証協会の担当者が講演。地盤の見えないリスクを「見える化」することで、顧客から安心と信頼を獲得した住宅会社の成功事例について説明があった。
講習会を主催した王生工業の河野徳和氏は「地盤の事前診断(ビオスコープ)を無料で行っている。住宅顧客向けの新たな提案として是非活用してほしい」と話す。