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新建築士に免許交付、関係者が門出祝う 宮崎県建築士会

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▲写真は挨拶する福添支部長、交付式の模様

 一般社団法人宮崎県建築士会は3月2日、宮崎市内で平成30年度の「建築士免許交付式」を開いた。平成30年の一級・二級建築士試験に合格した県内建築士のうち14人が出席し、会の役員ら関係者が建築士としての晴れの門出を祝った。

 祝辞を述べた宮崎支部の福添勝郎支部長は、難関である試験に見事合格した参加者の努力に敬意を表すると共に、現代の設計や施工には生産性だけでなく、法令遵守や周辺との調和、環境、防災など様々な観点による高い品質の建築が求められ、依頼者からの独自性なども関連し、建築士には高度な資質が必要であることを強調した。

 福添支部長はこのほか、「建築士には地域の建築を創造し、守り、育むという使命もある」と述べ、大規模な自然災害等で地域に甚大な被害が生じた際、街や地域を復元する上で建築士が大きな役割を果たすことを指摘。「地域のため、宮崎のため、日本のため、さらに世界に向けて活躍できる建築士になって欲しい」と期待を寄せた。

 その後、串間支部の松下富男支部長が一級及び二級の免許をそれぞれに交付。講話では、宮崎県県土整備部建築住宅課の担当者が建築士の業務や処分について説明し、トラブルを避けるために設計者や施工監理者を明確にしておくことの重要性を説いた。また。宮崎市建築指導課の担当者は、耐震診断・改修等に係る補助制度を紹介した。

 交付式ではこのほか、宮崎県建築士会の会員による活動紹介が行われ、地域社会に対する建築士の啓蒙活動や行政への協力、講習・研修会の開催、情報提供等に積極的に取り組んでいることをPRした。