▲写真は日向工業高校、高千穂小学校の出前授業の模様
日向市の旭建設株式会社(黒木繁人代表取締役)は、県立日向工業高等学校と高千穂町立高千穂小学校でそれぞれ出前授業を開講した。日向工業高校ではドローンを用いたICTの取り組み等を紹介。高千穂小学校では土木の仕事について説明を行った。
2月25日に日向工業高校で行われた授業では、ICT施工やCIMの活用、同社のi―Constructionの取り組みを紹介。ドローンで撮影した写真を点群データに変換し、3Dモデルを作成して、施工に活用するなどの最新技術を解説した。
座学後には体育館に移動し、生徒達が重量80㌘のトイドローンの操作に挑戦。同社の社員から操縦方法の指導を受けながら、コントローラーを使って離陸、飛行、着陸までの操縦を行った。最後にドローンで記念撮影を行い、出前授業を終了した。
建築科1年生の兒玉景翔さんは「初めての操縦で難しかったが、ドローンに興味を持った。ドローンを扱う時には、授業で学んだことを生かしたい」と話した。同社工事部の南波忠孝氏は「建設業に興味を持ち、土木の楽しさを感じて欲しい」と話す。
一方、2月27日に高千穂小学校で行った授業では、同校の5年生を対象に土木の仕事や道路等のインフラが必要な理由を説明。また、降雨による地すべり発生のメカニズムを自作の模型で紹介し、地すべりから人命・財産を守るための対策等を紹介した。
当日はこのほか、コンクリートを使った体験学習も行い、参加した生徒は「楽しく勉強することができた」「コンクリートの出来上がりが楽しみ」などと笑顔で話した。旭建設の木下哲治専務は「子供達に土木の仕事や魅力を伝えていきたい」と話した。