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長崎県の工事で採用 スキップロック工法 技研

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 技研製作所(高知市)が開発した「スキップロック工法」が、鉄道建設・運輸施設整備支援機構発注の「九州新幹線(西九州)彼杵川橋りょう」(施工者―鹿島・富士ピー・エス・梅林JV)=写真=で採用された。九州新幹線西九州ルートの工事に伴う地滑りを抑止するもので、地震や豪雨による住宅街の土砂災害対策としても期待されているという。

 同工法は、施工が完了した杭を反力とする圧入工法と、各種杭径ごとに開発した専用アタッチメントを組み合わせることで、杭径の2・5倍程度の一定間隔を保持しながら鋼管杭を圧入する。今回の工事では1200㍉の鋼管杭を採用した。

 技研製作所の担当者は「圧入工事のスペシャリストとして高い提案力、技術力、管理力を持つGTOSSメンバーシップ認証企業と協働して、普及拡大を図りたい」と語った。