都城市は、道の駅都城を大幅にリニューアルする「物産振興拠点施設」の整備に着手する。平成31年度当初予算に事業費5301万円を盛り込み、来年度に施設整備に係る基本計画の策定や施設運営組織の設立準備、アドバイザリー業務を実施する考え。計画が順調に進めば、平成33年度(2021年度)の施設完成を目指す。
都城圏域の農畜産物や加工品、工芸品等の展示即売コーナーのほか、地元の食材を味わえるレストラン、休憩コーナー、各種情報発信コーナーなどを有する「道の駅都城」(都城市都北町5255-1)を大幅にリニューアルすることにより、都城市の物産振興と交流人口の拡大を図り、地域活性化につなげる計画。
今後の物産振興の方向性を定めた「都城市物産振興基本計画」の中で、日本一の肉と焼酎をはじめとした食や特産品の提供・販売に加え、商品開発支援機能や外商機能を有し、団体客の受け入れにも対応できる、施設自体が観光客等の目的となり得る「物産振興拠点施設の整備」を主要施策の一つに盛り込んでいた。
施設整備に本格着手するにあたり、都城市は平成31年度当初予算に「物産振興拠点施設整備事業費」として5301万円を計上した。新施設のグランドデザインを描き、施設整備や運営組織のあり方等に対して助言・提案を行うアドバイザーを選定し、アドバイザーと連携しながらプロジェクトを展開していく。
このほか平成31年度は、施設整備に係る基本計画を策定し、新施設の機能や規模、レイアウト等を決定するほか、新施設の運営組織(法人)の設立に向けた準備を進める。年次的に必要となるソフト・ハード整備に順次取り組み、計画が順調に進めば、平成33年度の施設完成を目指す考えでいる。