住友林業（千代田区、市川晃社長）と住友ゴム工業（神戸市中央区）、マックストン（静岡県富士市）の３社は、賃貸住宅向けの高遮音床を共同開発し、住友林業の賃貸住宅「フォレストメゾン」への採用を３月７日に開始した。
床材の下層に「防振ゴム」と「遮音モルタル板」を敷き込む。防振ゴムの一部を突起状とすることで、ゴムと遮音モルタル板の間に隙間を設け、上階からの振動を下階に伝えにくい構造とした。
軽量床衝撃音に対する遮音性能（ＬＬ値、小さいほど遮音性能が高い）はＬＬ―３５で、鉄筋コンクリート造・スラブ厚２７０㍉の性能ＬＬ―５０を大きく上回るという。また、重量床衝撃音に対する遮音性能（ＬＨ値）はＬＨ―５０で、鉄筋コンクリート造・スラブ厚２７０㍉と同等の性能を持つ。