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清武~北郷間に最大で97億 国交省の31年度事業計画

 国土交通省九州地方整備局は2月26日、九州各県及び政令市等に「平成31年度政府予算案に関する事業計画等」を通知した。県内の直轄事業では、東九州自動車道清武JCT~北郷間に最大で97億円程度、国道218号高千穂日之影道路に最大で15億円程度、大淀川水系砂防事業に最大で26億円程度を充てる予定でいる。

 九州地方整備局が26日付で通知した平成31年度の事業計画等は、平成31年度政府予算案に盛り込まれた直轄事業等について、河川、道路、港湾、空港等の各事業ごとに31年度の事業予定箇所や事業進捗見込み(必要事業額)を示したもの。

 河川事業では、松山地区の河道掘削や天下地区の防災ステーション整備等を行う五ヶ瀬川改修に最大で12億円、高城地区の河道掘削等を行う小丸川改修に最大で4.2億円、八重川地区の築堤や樋門新築、新地地区の法尻補強等を行う大淀川改修に最大で21億円、向江地区の侵食対策等を行う川内川改修に最大で4.5億円(県内分)を充てる。

 また、霧島連山の防災対策として取り組む大淀川水系砂防事業には最大で26億円を投入し、▽荒襲川砂防施設群▽湯之元川砂防施設群▽高崎川砂防施設群―などの整備に取り組む。宮崎海岸侵食対策には最大で5.5億円を投入し、養浜工等を推進する。

 道路事業では、改良工や橋梁上部工、トンネル舗装工、トンネル付属物工等を推進する東九州自動車道清武JCT~北郷に最大で97億円程度を投入。改良工や橋梁上下部工、トンネル舗装工、トンネル付属物工等を推進する高千穂日之影道路に最大15億円程度、調査設計を推進する国道218号五ヶ瀬高千穂道路に最大7億円程度を充てる。

 また、平成33年度に乙房IC~横市ICの開通を予定する都城道路に開通必要額として最大20億円程度、調査設計や用地買収、改良工等を推進する都城道路(Ⅱ期)に最大24億円程度、調査設計や用地買収等を推進する国道220号日南・志布志道路に最大9億円程度、国道220号日南防災(北区間)に最大10億円程度を投じる。

 このほか、国道10号・国道220号・国道218号で実施する交通安全事業と、国道10号で実施する電線共同溝事業に総額で4~13億円程度を充てる。

 港湾事業では、細島港外港地区防波堤整備事業(南沖防波堤)に1~9億円程度、宮崎港東地区防波堤(改良)整備事業(南防波堤)に最大で2億円程度をそれぞれ投入し、いずれも平成30年代後半の事業完了に向けて工事等を推進する。宮崎空港整備事業には最大10.5億円程度を投じ、耐震対策や滑走路端安全区域整備に取り組む。

宮崎県内の平成31年度直轄事業計画