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ICTで道路分野の生産性向上へ パシコン

 パシフィックコンサルタンツ(重永智之代表取締役社長)は、ICTを活用して業務を効率化・高度化し、長時間労働の改善をはじめとした働き方改革を支援するシステムを開発した。

 同社の道路系のセクションに「現地踏査システム」を導入。合わせて、全ての道路分野の業務の基本情報となる交通量や事故などの情報を簡単に整理・分析、視覚化できる「BI(Business Intelligence)ツール」を導入した。

 同社は道路分野のデジタルトランスフォーメーション(=デジタルソリューションによる変革)を進めていく考えで、今後は、各ツールの機能向上を図るとともに、蓄積したデータを基にしたビックデータ解析・AI活用を進めていく。

 具体的には、調査・設計の前段で行う現地踏査の内容をスマートフォンで記録し、クラウドサーバに保管する。新たに開発した「現地踏査システム」で報告書を自動で作成するとともに、「電子国土WEB」上に調査位置と内容を表示して担当者間で情報共有できるようにした。