国土交通省は2月4日、道路に関連した3件のテーマについて、新技術活用システムのテーマ設定型による技術公募を開始した。テーマは「道路付属物の基礎を簡易に設置する工法」と「道路付属物(標識、証明施設等)の支柱路面境界部以下の変状を非破壊で検出できる技術」「自動識別が可能なカメラ撮影・解析技術(夏冬タイヤ判別等)」。
「基礎を簡易に設置する工法」では、地下埋設物や既設構造物が直下に存在する場合でも、道路照明や標識、反射鏡といった道路付属物を短工期で設置できる技術を募集する。
「支柱路面境界部以下の変状を非破壊で検出できる技術」は、標識や照明などの支柱の地中部について、非破壊で腐食などを点検できる技術を募る。
「自動識別が可能なカメラ撮影・解析技術」は、スタッドレスタイヤなどの冬用タイヤを装着しているかどうかをカメラで容易に判別できる技術を募集する。
公募期間はいずれも22日まで。テーマごとに統一的な要求性能に基づいて適用性を評価し、結果を発注機関向けに参考として公表する。公表時期は7月ごろを予定。公募の実施機関は国土技術研究センター(JICE)。公募要領・様式はJICEのホームページ(http://www.jice.or.jp/)からダウンロードできる。