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建設技能者3万人減、高齢化が進行 労働力調査

 総務省の労働力調査(2018年平均、速報値)を基に国土交通省が行った推計で、建設業に従事する建設技能者数が328万人となった。前年と比べ3万人の減少。年齢階層別では、55歳以上の高齢者層が1万1000人の増加、29歳以下の若年層が1000人減となり、高齢化が引き続き進行している。

 総務省の労働力調査に盛り込まれた建設業就業者数から、建設技能者数を推計した。技術者、営業部門、管理部門を含めた18年の建設業就業者数は503万人と前年から5万人増加。就業者数が増加したのは、技術者(2万人増)と事務的従事者(5万人増)で、男女別では女性が6万人増の82万人となっている。

 建設技能者数は、3万人減の328万人と前年の増加から再び減少した。年齢階層別では、55歳以上が1万1000人増の114万1000人となった一方、35~39歳が2万6000人減の30万6000人、40~44歳が2万1000人減の42万4000人と中堅層の減少が目立った。

 建設就業者全体に占める55歳以上の割合は34.8%と前年から1.7ポイント上昇し、さらに高齢化が進んだ。29歳以下の割合は11.1%と前年度から0.1ポイント上昇した。