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宮崎県法面保護協会らを表彰 明日のみやざきづくり表彰式

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▲写真は表彰式の模様

 社会貢献活動に取り組む個人や団体、企業などを表彰する宮崎県の平成30年度「明日のみやざきづくり表彰式」が2月14日に県庁講堂で行われた。表彰式では、今年度の表彰を受賞した一般社団法人宮崎県法面保護協会らに河野俊嗣知事が表彰状と記念品を贈り、永年にわたる各者の社会貢献への取り組みを称えた。

 社会貢献活動に取り組む個人や団体・NPO・企業・行政のほか、その他団体による協働の取り組みのうち、その功績が顕著なものを表彰するもの。地域社会への貢献度が高い活動を対象とする「社会貢献活動部門」と、各団体の能力や特性を生かした協働による地域課題解決の取り組みを対象とする「協働部門」で表彰する。

 今年度の表彰では、社会貢献活動部門に▽一般社団法人宮崎県法面保護協会▽ほほえみ民話紙芝居▽ラボ・ミヤザキ▽宮崎大学びいだま―の4団体、協働部門に「JR日南線油津駅を日本一のカープ駅に!」に協働で取り組んだ日本一のカープ駅をつくる会や九州旅客鉄道株式会社宮崎総合鉄道事業部ら6団体を選んだ。

 宮崎県法面保護協会(工藤勝利会長)は、平成9年の社団法人化を契機に、社会的責任を果たす観点から、地域貢献活動を積極的に展開。養護学校の図書購入費助成や福祉関係団体への寄付、公共施設の清掃作業等のほか、プロ野球のキャンプシーズン前に行うサンマリンスタジアムの清掃作業は今年で10年目を数える。

 受賞に際しては、高所作業という建設業の専門性を生かし、サンマリンスタジアムの高所及び内野スタンドの清掃を行い、県内外から訪れる観光客や施設利用者に対し、おもてなしのための快適な環境づくりに継続して取り組んでいることが高く評価された。

 表彰式で河野知事は、宮崎県、そして地域が発展していくためには、こういった社会貢献活動や地域協働の取り組みが必要不可欠であり、「その取り組みの輪をさらに拡げていくことが重要だ」と指摘。表彰制度を通じて、受賞団体の優れた取り組みを共有し、その輪が様々な分野に拡がっていくことに期待感を示した。

 工藤会長は、協会及び建設業界のPRにも繋がる地域貢献活動に協会として取り組む重要性を強調するとともに、「会員の協力があってこその活動であり、これが認められたことを嬉しく思う」と受賞の喜びを語り、「美しい宮崎づくりの一助となるよう、今後も活動を継続していきたい」と意気込みを述べた。