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伊比井潮風トンネルが来春開通 国道220号日南防災

 国土交通省宮崎河川国道事務所は2月13日、国道220号日南防災(北区間)のうち「伊比井潮風トンネル」が平成32年(2020年)春に開通する見通しであると発表した。土砂災害リスクの回避や安全・安心な通行の確保が期待される。

 日南防災(北区間)は、大雨等の異常気象時に通行規制の対象となる国道220号の宮崎市内海~日南市富土区間を一部現道を活用してバイパスで整備するもの。異常気象時の通行規制に伴う孤立集落の解消や通行止めによる大幅な迂回の解消を図る。

 整備延長は2.6㌔で、幅員は10.5m(2車線)。伊比井~富土地区に伊比井潮風トンネル(延長724m)、鶯巣地区に(仮称)小内海トンネル(延長871m)を整備するほか、トンネル前後区間等の道路改良を行う。全体事業費は80億円を見込む。

 来春に開通を予定する区間は、伊比井潮風トンネルを含む0.9㌔の区間。当該区間の整備により、土砂災害発生箇所を回避し、通勤通学時の安全・安心な通行が確保されるとともに、異常気象時通行規制区間が1.8㌔短縮されることになる。