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研修費や検定料、旅費など助成 宮崎県産業資源循環協会

 産業廃棄物処理業の人材育成と技術力向上を図るため、一般社団法人宮崎県産業資源循環協会(田村努会長)は宮崎県の委託を受けて、公益社団法人全国産業資源循環連合会が主催する実務者研修会やeラーニング講座、産業廃棄物処理検定に係る受講(受検)費用、及びこれに要した旅費の半額を助成する。

 実務者研修会は、産業廃棄物を取り扱う者の実務に必要な廃棄物処理法、委託契約、マニフェスト(産業廃棄物管理票)、帳簿等といった、産業廃棄物の処理に関する幅広い知識を学ぶもの。今年7月から全国13会場で開催しており、2020年1月29日に宮崎市のニューウェルシティ宮崎で開催する。

 受講対象者は、排出事業者及び処理業者で産業廃棄物を取り扱う実務担当者。時間は10時から16時30分まで。定員は100人。全科目を受講した者に修了証を交付する。テキスト代及び税込の受講料は7500円。受講希望者は、連合会ホームページ内の専用フォーム等から申し込む。

 一方、産業廃棄物処理eラーニング講座は、インターネット環境を利用して、産業廃棄物の適切な処理業務を遂行するために必要な知識や能力を習得するもの。新入社員や再度一から学び直そうという熟練者に最適で、自宅や職場のインターネット環境を利用して、開講期間中であれば繰り返し視聴できる。

 講座の種類は、①廃棄物処理法基礎コース②収集運搬現場業務コース③中間処理現場業務コース④最終処分現場業務コース―の4コース。第3期を12月15日~20年1月14日、第4期を1月15日~2月14日に開講する。受講料は1講座あたり4400円。希望者は電子メール等で申し込みを行う。

 環境省が後援する産業廃棄物処理検定は、20年2月16日に全国13会場で開催する。税込の受験料は7150円。専用ポータルサイトで12月4日から申し込みを受け付ける。試験範囲は、廃棄物の種類、排出事業者責任、委託契約、マニフェスト、帳簿、保管基準、処理基準等に関する法令の基礎。

 宮崎県産業資源循環協会では、これらの研修会や講座、検定に係る費用の一部を助成する。問い合わせ先は事務局(電話0985-26-6881、FAX0985-31-1703)。各種研修や講座、検定の詳細は、全国産業資源循環連合会のホームページで確認できる。