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県内本店、建築特A級で4件公告 運動公園津波避難施設

 宮崎県は12月3日、条件付一般競争入札で行う「運動公園津波避難施設(テニスコート側)建設主体工事(1工区)」「運動公園津波避難施設(テニスコート側)建設主体工事(2工区)」「運動公園津波避難施設(硬式野球場3塁)建設主体工事(1工区)」「運動公園津波避難施設(硬式野球場3塁)建設主体工事(2工区)」を公告した。

 「スポーツランドみやざき」の中心施設である総合運動公園(宮崎市熊野)は、年間約139万人が利用しており、二巡目国体に向けて更なる利用者の増加が見込まれる。一方で、今後30年以内に大地震が発生する可能性が高まっていることから、避難困難者が生じる可能性がある敷地内の各エリアに新たな津波避難施設を整備する。

 当該工事では、テニスコート等を中心とするCエリアと、サンマリンスタジアムを中心とするAエリアで津波避難施設の建築主体工事を行う。施設の規模は、テニスコート側1工区がRC造平家建延べ479m2、2工区が同358m2、硬式野球場1工区が同404m2、2工区が同379m2。工期はいずれも300日間を予定している。

 入札の主な参加要件は、宮崎県の入札参加資格の認定を受けている者で、建築一式工事の特A級に格付けされ、宮崎県内に建設業法第3条第1項に規定する主たる営業所(本店)を有していること。2004年度以降に完成した建築物で、1棟の延床面積が500m2以上の建築一式工事(改修工事を除く)を元請けとして施工した実績を求める。

 当該工事では入札参加資格の制限を行い、落札決定順位が上位の工事の落札者となった者は、落札者となった時点で下位の工事に係る入札参加資格がないものとし、下位の工事の落札者となることはできない。落札決定順位は、上位からテニスコート側1工区→テニスコート側2工区→硬式野球場1工区→硬式野球場2工区とする。

 入札は施工体制評価型総合評価落札方式(特別簡易型)で行い、低入札価格調査制度を適用する。技術申請書は12月3日から13日までの期間内に営繕課へ持参または郵送する。質問は電子メールで受け付け、宮崎県公共事業情報サービスに回答を掲示する。20年1月7日から8日にかけて入札書を受け付け、1月8日に開札する。