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女性の定着促進へ行動計画 子育て世代の復職を支援

 国土交通省は、建設業で働く女性の就業継続を柱に据えた「建設産業女性定着促進計画」をまとめた。出産・育児で建設業を離れる女性が職場復帰できる環境を整備するため、2024年までに官民で取り組む具体策を盛り込んでいる。女性の職場復帰をサポートするため、建設キャリアアップシステム(CCUS)を活用して職場復帰時の就業履歴を証明したり、建設技能者の能力評価制度で女性のキャリアパスを示すなどとしている。

 国交省と建設業5団体が14年度にまとめた「もっと女性が活躍できる建設業行動計画」が計画期間を終えることから、20~24年に官民で取り組む行動計画として新たに計画をまとめた。

 新計画では、女性の定着に向けたより実効性のある取り組みを推進するため、女性の就業継続の実現を計画の柱に据えた。建設業の子育て世代(25~49歳)の離職者では、女性が全体の60%を占めており、子育て世代の女性が働き続けられる環境整備を推進する。

 具体的な目標数値としては「女性の入職者数に対する離職者数の割合」を24年までの間、前年度比で減少させるとした。女性技能者が一時的に離職する以前の経験をCCUSで証明し、その後のキャリア形成・登用面の不安を解消。CCUSを活用した建設技能者の能力評価制度で、一時的に離職する女性技能者のキャリアパスも示すなど、女性の職場復職時のサポート環境を整える。

 女性の定着に向けた意識改革も進める。男性が積極的に育児休暇を取得できるよう、男性を交えた女性定着促進に関するセミナーを官民で開催すする。施工時期の平準化や適正な工期設定を進め、週休2日の導入や長時間労働の是正にも取り組む。監理技術者が育児のために現場を離れたり、短時間の休憩時間を取得するなど、女性技術者が働きやすい環境も整える。