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最優秀者に教育施設研究所 木城町義務教育学校基本設計

 木城小学校と木城中学校を統合した施設一体型の「義務教育学校」の整備する木城町は、指名型プロポーザル方式で施設整備に係る基本設計の事業者選定を行っていたが、提案内容やヒアリングの結果を踏まえ、最優秀提案者に教育施設研究所を特定した。

 現在の木城小学校(大字椎木2190番地、生徒数326人)の校舎は1960年代に建設、同じく木城中学校(大字椎木2210-1、同144人)の校舎は69年~70年にそれぞれ建設され、いずれも経年に伴う施設や設備の老朽化が進んでいる。

 これを踏まえ町は、施設整備を含めた両学校のあり方について検討。先進地の事例視察や関係者による協議等を経て、小学校・中学校の枠組みを外し、小学校課程から中学校課程までの義務教育を一貫して行う義務教育学校を新設する方針を固めた。

 新設する義務教育学校は、木城小または木城中のいずれかの敷地に整備する方針。施設の規模は、既存校舎の規模や生徒数の将来推計等を踏まえ、庁内協議や設計業務の中で詳細を詰める。安心・安全で快適な学び舎づくりを前提に、災害対応等も考慮する。

 町は2019年度9月補正予算に、施設整備に係る基本設計等の費用として約3700万円を計上。指名通知を行った各社に技術提案書の提出を求め、12月16日に行ったヒアリングの結果も踏まえ、12月17日付で最優秀提案者を特定した。

 計画では、19年度中にまとめる基本設計の内容を踏まえ、20年度以降に施設整備に係る実施設計や本体工事に順次着手する見通し。22年度までに新校舎を完成させる考えでいる。町制50周年にあたる23年4月の開校を目指している。