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清武南~日南北郷、22年度に開通見通し 東九州道

 国土交通省九州地方整備局宮崎河川国道事務所は12月20日、東九州自動車道の清武南IC~日南北郷IC間が2022年度に開通する見通しであることを明らかにした。東九州自動車道は、16年度に福岡県北九州市から宮崎市までの約313㎞が開通しており、22年度に日南市までの約340㎞がつながることになる。

 東九州自動車道は、九州東部の広域的な連携を図り、沿線地域への企業誘致及び観光振興、災害時における代替機能の確保等を目的とする道路。このうち「清武南IC~日南北郷IC」は、宮崎市清武町今泉と日南市北郷町郷之原を結ぶ延長17.8㎞の区間で、区間内には橋梁14基やトンネル12箇所を整備する。

 今年に入り、九平トンネルの覆工や寺山一号橋の上部工が完了するなど、本線上の大規模構造物の工事工程に目処が立ったことに加え、課題となっていた芳ノ元トンネル周辺の地すべり対策に取り組んだ結果、地すべり変位が収束傾向にあること、トンネルの覆工に変状が見られないことから、同区間の開通の見通しを示した。

 同区間の開通に伴い、宮崎市から日南市までの所要時間が約13分短縮され、通勤通学者の利便性向上や更なる交流人口の増加、救急搬送時の救命率の向上といった効果が期待される。観光振興による地域活性化や企業誘致・雇用創出も支援し、災害時の通行止めの回避といった代替道路としての機能も期待される。

 開通見通しの発表を受けて宮崎県の河野俊嗣知事は、「高速道路のストック効果が最大限に発揮されるよう、地元と連携した地域の取り組みを進めるとともに、一日も早く県内の高速道路ネットワークが全線開通し、本県の豊かな未来に繋がるよう、引き続き、県民とともに全力で取り組んでいく」とコメントしている。