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県立農業高校で施設保全点検活動 宮崎建協・建築委員会

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▲写真は挨拶する河野委員長、開始式、活動の模様

 一般社団法人宮崎県建設業協会の建築委員会(河野孝文委員長)は12月16日、宮崎市の県立宮崎農業高等学校で「公共建築物施設保全点検活動」を行った。活動には建築委員会に所属する33社から約40人が参加。同校の体育館と特別教室棟を対象に、建物外部や外構、建物内部の損傷状況等を細かく確認した。

 平常時には多くの県民が利用し、災害時には地域の避難所としての活用が見込まれる、国や県、市町村が所有する県内の公共建築物の機能維持保全に寄与することを目的に、協会の建築委員会が取り組んでいるもの。2017年1月に行った県立宮崎工業高等学校での施設保全点検に続き、今回が2回目の開催となった。

 開始式で挨拶に立った河野委員長は、生徒や教職員が安全・安心な学校生活を送ることができようにすることが活動の最大の目的であることを強調。同時に、建設業界に於ける担い手不足の現状を踏まえ、「施設の点検に取り組む私たちの姿を通じて、学生に建設業に対する興味や関心を持ってもらえれば」と話した。

 早朝から現地に集まった参加者は、7つの班に分かれて、それぞれの持ち場で作業を開始。建築基準法に基づく建築物の簡易な定期点検項目に沿って、打診棒や目視で外壁・内壁のひび割れの有無、モルタル及びコンクリートの浮きや剥離、サッシ・扉といった建具の劣化状況など細かくを確認し、チェックリストに記入した。

 点検結果は事務局でとりまとめ、損傷状況の写真と併せて学校及び教育委員会に報告し、施設の適切な保全や維持管理に役立ててもらう。