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若手技術者の声をHPに掲載 建築ものづくりの魅力発信

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▲岡さんと濵﨑係長

 国土交通省は、建築ものづくりの魅力を発信するため、直轄の営繕工事に従事する若手技術者の声を大臣官房官庁営繕部のホームページ(http://www.mlit.go.jp/gobuild/ninaitekakuho.html)に掲載している。官庁営繕部の技術職員が元請けの現場監督員4人にインタビューし、仕事のやりがいや魅力や次世代へのメッセージなどを聞いた。

 官庁営繕部では、建設業の担い手を確保するため、これまでも優良工事に従事した技能者・技術者を顕彰する銘板設置など、建設業の魅力発信に取り組んでいる。今回の試みもこうした取り組みの一環で、若手技術者の生の声を発信することで、若年層に建築ものづくりへの関心を抱いてもらうのが狙いだ。

 官庁営繕部の技術職員が、同部が発注した▽財務省本庁舎耐震改修(15)建築工事▽赤坂迎賓館前公園施設(仮称)新築(18)新築その他工事▽特許庁総合庁舎改修(16)建築工事・機械設備工事―を訪れ、施工を担当した元請け企業の20代の技術者に話を聞いた。

 財務省本庁舎耐震改修の建築工事を受注した清水建設で、建築設計担当を務める岡祥吾氏は「自分で苦労して工程を組み、その通りに流れてうまくいった時にやりがいを感じる」と話している。技術者を目指す学生らに対しては「現場には色があり、それぞれ魅力や嫌なところもある。色の違いを楽しむことが大切だと思う」と呼び掛けている。