▲写真は会合の模様
全国建設青年会議の第２４回全国大会が１２月６日、リーガロイヤルホテル東京（東京都新宿区）で開かれた。「子どもたちへ建設業の未来を繋ぐために」をメインテーマ、「『働きたい建設業』をつくる」をサブテーマに掲げ、全国の各ブロックから集まった会員など５３８人が参加した。
大会会長を務めた髙野大介髙野組代表取締役（熊本県）は、建設業の担い手確保に向けて「ワンチームとなって子どもたちに誇ることのできる建設業をつくらなくてはならない」と参加者に呼び掛けた。
来賓として参加した赤羽一嘉国土交通相は自然災害が頻発している現状に触れ「防災・減災、国土強靭（きょうじん）化や災害対応を担う建設産業の担い手の確保は待ったなしの課題だ」と強調。新担い手３法に基づく適切な工期・価格の設定や平準化の推進、生産性革命を通じて「若者、女性にとって魅力的な給料、休暇、希望の『新３Ｋ』の実現に取り組む」と力を込めて話した。
大会では、国交省の山田邦博技監が「『働きたい建設業』に向けた国土交通省の取り組み」について講演。ＩＣＴ施工の対象工種の拡大や、平準化の地方公共団体への浸透などの施策を説明した。
また、土木の広報活動をボランティアで行っている「噂の土木応援チーム デミ―とマツ」が、「伝わる土木広報」を実例を交えて紹介。その後、「働きたい建設業をつくる」をテーマに、田中里沙事業構想大学院大学学長と東川直正国交省大臣官房技術審議官、髙野大介大会会長がパネルディスカッションを行った。