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若手確保へ魅力ある産業づくり 宮崎県防水工事業協同組合

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▲写真は挨拶する平木代表理事、戸敷市長、総会の模様

 宮崎県防水工事業協同組合(平木泰英代表理事)は11月27日、宮崎市内で2019年度の通常総会を開催した。総会には組合員や賛助会員が多数出席。18年度事業報告及び決算関係書類、19年度事業計画案及び収支予算書案、定款一部変更、理事及び監事選挙などの各議案について慎重に審議を行い、いずれも満場一致で承認した。

 挨拶で平木代表理事は、組合として宮崎県や宮崎市と防災協定を締結し、技術力向上のための研修会や地域貢献活動に積極的に取り組んでいることを説明。品質の確保や技術力向上のための取り組みを一層推進するとともに、若手人材を確保するためにも、魅力ある産業、そして組合づくりへ「皆さんとともに頑張っていきたい」と述べた。

 来賓として招かれた戸敷正宮崎市長は、国や県と一体となった災害に強いまちづくりに加え、市役所庁舎の建て替え、地区公民館の建設、駅周辺の賑わい創出に向けたアリーナ整備といった事業を紹介し、これらの建物における防水面の重要性を強調。真に必要な公共事業を推進する上で、各種事業に対する組合の支援と協力を求めた。

 議長に佐藤修副理事長を選出して行われた議案審議では、上程された全ての議案を承認した。19年度の事業計画では、組合及び組合員の社会的・経済的地位の向上に努め、組合組織の強化や経営革新・改善など業務の活性化を図り、災害時の応急対策や社会貢献に取り組みなど、地域社会に信頼される組合として活動を展開する。

 具体的には、組合員による共同事業のほか、経営等に関する研修や営業及び技術研修、官公庁や他団体との合同研修会、労働安全大会といった「教育情報事業」、共同受注工事の組合検査や技術向上を目的とした研修会、技能検定対策教材の作成といった「技術検査研究事業」、レクリエーション等の「福利厚生事業」などに取り組む。

 議案審議ではこのほか、執行部体制のスリム化を図るため、役員及び員外理事の定数を減らす定款変更案も承認。これを踏まえ、任期満了に伴う新たな理事及び監事の選任を行った。この定款変更を行政庁に申請し、承認後に新役員が就任する。新役員による理事会で、代表理事、副理事長、専務理事の3役を決定する。

*新役員は次のとおり(敬称略)
▽理事=平木泰英(三紘)、佐藤修(双葉工業)、村田武(ムトウ工業)、小森生剛(アイワ工業)、山田泰由(やまだ防水工業)、北﨑秀樹(エイエフ工業)、柴田建治(スイケン)
▽監事=鎌田光二良(宮崎シーリング)、日高昭男(ヒダカシーリング)。