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日向工高で出前講座と現場見学会開催 宮崎県建設業協会

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▲写真は古谷政幸課長、出前講座、見学会の模様

 建設業の魅力を若者に知ってもらおうと、一般社団法人宮崎県建設業協会(山﨑司会長)は11月18日、県立日向工業高等学校の建築科1年生を対象とした出前講座と現場見学会を開いた。参加した約40人の生徒や教師が、市内で施工中の建築工事の現場等を見て回り、建設業に対する理解と見識を深めた。

 宮崎県建設業協会では、建設産業の健全な発展や担い手の確保・育成、業界のイメージアップ向上などを目的に、若年者入職促進や人材育成に係る各種事業を展開。県内高校の建設系学科の生徒を対象とした出前講座や現場見学会のほか、各地区建設業協会を主体とした就業体験等に積極的に取り組んでいる。

 日向建設会館で行われた出前講座では、日向市建設部都市政策課の古谷政幸課長と都市企画係の野﨑暖生技師が、現在も策定作業が進められているコンパクトプラスネットワークによるまちづくり計画「立地適正化計画」について説明。中心市街地周辺の状況や日向市駅周辺整備事業などを示し、まちづくりの進め方を説明した。
 その後、内山・共栄JVらが施工する(仮称)往還区2号津波避難タワーの現場に移動。日向市建設部建築住宅課の塩田将央氏が、施設の規模や工事の進捗状況を図面等を使って説明し、現場代理人を務める株式会社内山建設の冨重国幸氏は、同施設で活用しているプレストレストコンクリートの機能性や耐久性等を解説した。
 参加した生徒は、建物内部や屋上などを見て回り、現場担当者の説明に熱心に耳を傾けていた。建設業への入職を希望している生徒は、「工事中の現場に入ることができて、貴重な体験ができた。この体験を将来に生かしたい」などと話した。