▲写真は作業の模様
日向市の旭建設株式会社(黒木繁人社長)は１１月２２日、日向市立富島中学校(向江修一校長)で「トイレ掃除に学ぶ出前授業」を開催した。１年生１４３人を対象に、同社が取り組む「トイレ掃除に学ぶ会」について説明し、掃除のポイントを丁寧に指導した。
旭建設が取り組む「トイレ掃除に学ぶ会」は、人が嫌がるトイレ掃除に積極的に取り組むことにより、謙虚さや気づき、感謝の心を身につける「心磨き」を目的として行われているもの。社員一同が趣旨に賛同して積極的に参加しており、市内小学校を中心とした出前授業を開講している。今年度の活動は今回で１２校目を数える。
出前授業では、同社の竹原祐一郎氏がトイレ掃除に学ぶことの重要性や作業上の注意事項について説明。全員で準備体操を行い、校内のトイレ８箇所と水濾し洗いの９班に分かれて作業を開始した。
参加した生徒は、掃除の手順や道具の使用方法について説明を受け、丁寧な指導のもとで便器や手洗い場、水濾しにこびりついた汚れをスポンジやサンドメッシュ等で落とし、壁や床などを磨き上げた。作業後にはトイレ内は見違えるように綺麗になった。
参加した生徒は「はじめは抵抗があったが、綺麗になってくると気にせずに掃除することができた」「汚れを落とすのは難しかったが、綺麗になってくると楽しくなった」などと話した。