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浸水防止用設備、JIS規格を新設 経産省

 経済産業省は、シャッターやドアなどに設置する浸水防止用設備に関するJIS規格を新規に制定した。気候変動に伴って大雨が頻発・激甚化する中で、建物や地下街の所有者・管理者が、設置場所に適した製品を選ぶことができるよう、品質基準を定めた。

 今回規定したJISで対象とするのは、浸水防止用設備のうち、シャッターやドアなどの「建具型」。地下街への雨水の流入や、建物の電気設備の浸水、避難経路の封鎖などを防ぐために設置される。

 JISでは、設備が満たすべき事項として▽浸水防止性能▽耐水圧性能▽操作の容易性▽繰り返し使用への耐性―を提示。それぞれに評価方法を整理した。基準や評価法を規定することで、多様な製品を一律に比較できるようにする。

 JIS番号は「A4716」。