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関係法規や基本動作など熱心に学ぶ 雑踏警備業務特別講習

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 一般社団法人宮崎県警備業協会は11月9日と10日の2日間、宮崎市の宮崎県技能検定センターで「雑踏警備業務2級事前特別講習」を開催した。講習には県内各地から警備業従事者31人が参加。熟練講師の指導のもと、雑踏警備業務に必要な関係法規や基本動作などを熱心に学んだ。

 雑踏警備業務検定は、イベント会場等での事故の発生を警戒・防止する業務を実施するために必要な知識と能力を問うもの。一昨年5月に行われた特別講習では、受講者32人中24人(約75%)が合格するなど、大きな成果が形となって現れている。

 講習の座学では、雑踏業務を適切に遂行するために必要な法令等について担当者が説明。実技では、雑踏警備業務に必要となる基本動作やカラーコーンを使った観客誘導について指導がなされ、受講者は指導されたことを体に叩き込むように、一連の動作を確認しながら繰り返していた。

 主任講師の歌津公博氏は、警備体制の不備等で発生した過去の群集事故を例に、「多数の人員が集まる屋外イベントや展示会等での人員の滞留を防ぐため、事前の広報活動を含めて、現地での人員整理や適切な誘導、歩行路の確保、緊急時の対応などをしっかりと学んで欲しい」と話した。