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美しい宮崎づくりへ関係者ら気運醸成 表彰式や講演会開催

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▲写真は挨拶する河野知事、表彰式、会場の模様

 宮崎県が主催する第3回「美しい宮崎づくり」のつどいが、11月7日に宮崎市内で開かれた。イベントには自治体や関係団体及び企業の関係者、一般参加者ら多数が参加。美しい宮崎づくり知事表彰式や受賞団体による事例発表のほか、基調講演やパネルディスカッションも行われ、美しい宮崎づくりに対する気運を高めた。

 宮崎県が定める毎年11月の「美しい宮崎づくり推進強化月間」にあわせて開催されたもの。県民の心豊かな暮らしや活力ある地域社会の実現を目指し、官民一体となって地域の素晴らしい景観を守り、創り、生かすことで、魅力ある地域づくり(=美しい宮崎づくり)に向けた取り組みを、それぞれの立場から推進する。

 イベントでは、美しい宮崎づくりに対する優れた取り組みや功績を称える「美しい宮崎づくり知事表彰」の表彰式を開催。大賞の道の駅なんごう応援団ジャカランダプロジェクトのほか、奨励賞の一般社団法人宮崎県法面保護協会、特別賞の一般財団法人みやざき公園協会など受賞9団体に河野俊嗣知事が表彰状を贈った。

 宮崎県法面保護協会は、会員企業の専門技術を活かした活動に幅を広げ、宮崎県総合運動公園のサンマリンスタジアムで高所等の清掃作業を10年以上継続している。みやざき公園協会は、本県の気候風土に適した植物やガーデニング材の情報をデータベース化し、ウェブで公開。イベントの開催等にも積極的に取り組む。

 挨拶で河野知事は、県民一体で取り組む美しい宮崎づくりが様々な分野に広がりを見せ、国のガーデンツーリズム登録制度に本県の「宮崎花旅365」が選定されるなど、その成果が目に見えて現れていることを指摘。おもてなしの精神と美しい宮崎で観光客等の誘致に努めていくにあたり、参加者に支援と協力を求めた。

 当日は、村上町屋商人会の吉川真嗣会長が「自ら動いて切り拓け、村上市民の地域活性化への挑戦」と題して、新潟県村上市における町屋再生プロジェクトの内容を紹介。吉川会長と一般社団法人宮崎県建築士会の松竹昭彦会長、NPO法人みやざき技術士の会の井上康志理事長によるパネルディスカッションも行われた。