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宮崎市と災害協定、避難所運営の資材供給 アクティオ

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写真は挨拶する戸敷市長、調印式の模様

 建設機械や建設用機械器具のレンタル等を手掛ける株式会社アクティオ九州支店は、宮崎市と「災害時における機材のレンタル供給に関する協定」を締結した。10月30日に宮崎市役所で行われた調印式で、同社上席執行役員で九州支店長の橋爪正一氏と宮崎市の戸敷正市長が署名・押印した協定書を取り交わした。

 同社と市が締結した協定は、災害発生時の中長期にわたる避難生活での利用等を想定し、市からの要請に基づいて、仮設トイレや発電機、投光機、移動式エアコン、掃除機、仮設ハウスといったレンタル機材を供給するもの。市が指示する搬入場所までの運搬及び設置、撤去等を行う。物資の費用や運搬費は市が負担する。

 調印式で挨拶した戸敷市長は、全国に拠点を持つ同社との協定に感謝の意を示すとともに、災害対応を重視した市民の命を守る事業を進める中で、ハード面のみならずソフト面の強化も図っていく重要性を協調。「災害時に適切な対応を行うことが、人命を守ることに繋がる」と述べ、災害対応への支援と協力を求めた。

 災害時に迅速かつ安定的に機材を供給するため、同社は全国の380の自治体と災害協定を締結(2019年10月時点)。先の台風19号で堤防が決壊した千曲川(長野県)にはポンプ車を配置し、派遣した社員が応急復旧に協力した。機材のレンタル供給に関しては、九州管内で22の自治体と同様の協定を締結している。

 九州支店の橋爪支店長は、昨今の異常気象により各地で甚大な自然災害が発生する中、社を挙げて災害に対応するための資機材を導入するとともに、有事の際に迅速に行動できるよう、社員の訓練や指導に努めていることを説明。「地域に密着した営業拠点を通じて、期待に応えられるよう、備えていきたい」と話した。