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総合評価で「業務チャレンジ型」試行 国土地理院

 国土地理院は、総合評価落札方式(簡易型)の測量業務を対象として「業務チャレンジ型」を試行する。地理院発注の基本測量業務の受注実績がない企業の参入機会を広げ、新たな基本測量の担い手を確保するのが狙い。

 総合評価落札方式では通常、企業や測量技術者の実績・資格、業務成績、優良表彰や技術提案書(実施方針)で企業の技術力を評価しているが、この試行ではこうした評価手法は採らない。

 これまで評価していた企業や測量技術者の業務成績などに代えて、過去4カ年度または当該年度に受注した基本測量と公共測量業務などの実績を評価する。測量技術者が自己研鑽の結果として取得できる測量技術者資格や業務継続教育(CPD)の取り組みについても加点評価する。

 測量技術者資格の加点は、主任技術者の場合は6点、作業班長の場合も6点を加点。CPDの取り組みに対しては、主任技術者の場合は4点、作業班長の場合は2点をそれぞれ加点する。