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八千代エンジニヤリングが落札 国道327号永田工区TN設計

 宮崎県日向土木事務所は9月5日、指名競争で「国道327号永田工区トンネル詳細設計業務」の入札を執行し、八千代エンジニヤリングが2771万円で落札した。当該工区内に整備するトンネルの詳細設計を委託する。予定価格は3462万9000円、同じく最低制限価格は2770万9135円だった(金額はいずれも税抜)。

 国道327号永田工区(日向市塩見)は、2014年3月に開通した日向バイパスと接続し、国道327号から東九州自動車道の日向ICを繋ぐ路線として15年度に新規事業化された。整備延長は約3㎞(幅員11.5m)で、起点側の日向IC付近から西北西にルートを取る。当初計画に於ける全体事業費は約45億円を見込む。

 当該業務の対象となるトンネルの延長は730m程度を計画し、現地の地形及び地質周辺状況を充分に調査して決定する。その他の設計条件は、▽道路規格=第3種2級▽設計速度=60㌔/時▽幅員=車道3.25m(2車線)、路肩0.50m、歩道3.50m(片側)、監査廊0.75m▽計画交通量=2200台▽トンネル等級=C級。

 現地調査で、地形条件や工事用仮設備に必要な要件、トンネル工事及び供用に伴い予想される環境条件、関連法規など設計に必要な現地の状況を把握。現地調査と別途実施する地質調査を基にトンネル坑口の位置を決定し、坑門の型式、内空断面、掘削方式、支保工等を各掘削地山ごとに定めるほか、環境対策等に必要な処置を検討する。

 これらの設計に基づき、坑門工、排水工、舗装工、非常用施設設置設計、仮設備計画について比較検討を行い、図面作成と数量算出を実施。別途発注する地質調査及び弾性波探査の結果を整理し、縦断図等の作成と総合解析のとりまとめを行う。業務の履行期間は2020年3月25日までを予定している。