写真は挨拶する山﨑会長、読谷山市長、祝賀会の模様
延岡地区建設業協会(山﨑司会長)は１０月２５日、協会創立７０周年と延岡地区建設事業協同組合の創立１０周年を祝う記念祝賀会を延岡市内で開催した。祝賀会には、協会及び組合の関係者や招かれた来賓ら約１６０人が出席。これまでの様々な苦労や活動を振り返りつつ、協会及び組合の更なる発展に向けて決意を新たにした。
主催者挨拶で山﨑会長は、昭和２４年の協会設立以来、会員相互の結束で様々な荒波を乗り越え、技術の向上や経営の改善を図りながら、社会資本の整備を通じて地域経済の発展や安全・安心に寄与してきたことを紹介。これまでの先人や諸先輩、関係者の尽力に感謝の意を示し、令和の時代とともに新たなスタートを切ることを約束した。
一方で、少子高齢化を背景に建設業の働き手が年々減少し、若い働き手の確保及び育成が喫緊の課題であることを指摘。「休暇」「給与」「希望」の新３Ｋの実現に向けて、建設業界をあげて、建設現場に於ける週休２日の導入や技術者・技能者等の処遇改善、ＩＣＴ施工をはじめとした現場の生産性向上を推し進める必要性を訴えた。
山﨑会長は続けて、「ものづくり」や「社会貢献」といった建設業の魅力を広く発信する必要性についても言及。「若い方々が夢や希望を持って入職してくれる建設産業を目指し、常に前を向き続けていきたい」と意気込みを語り、出席した会員や関係者のこれまでの支援に感謝の意を示すとともに、引き続きの協力を求めた。
来賓祝辞では、招かれた多くの来賓を代表して、延岡市の読谷山洋司市長、江藤拓農林水産大臣(代読＝佐藤和彦秘書)、国土交通省延岡河川国道事務所の田浦峰星所長、宮崎県議会の井本英雄議員、長峯誠参議院議員が協会及び組合設立の節目を祝って挨拶した。延岡商工会議所の清本英男会頭が挨拶し、同氏の乾杯の発声で開宴した。
祝賀会では、延岡すみれ太鼓あゆっこ隊が和太鼓の勇壮な演奏を披露。会食や歓談で会場が盛り上がる中、宮崎県建設業協会女性の会が宮崎市内で開催した女性作業服のファッションショーの模様を紹介したほか、建設業を若者にＰＲするために宮崎県建設業協会青年部連合会が作成した動画及びパンフレットの説明も行われた。
最後に、日向地区建設業協会の甲斐英伸会長の音頭に合わせて全員で万歳三唱を行い、延岡地区建設業協会創立７０周年並びに延岡地区建設事業協同組合創立１０周年記念祝賀会を滞りなく終了した。