建設ネット企画画像 四角 四角

「左官」「内装仕上」で能力評価基準 能力評価制度

B00057865_1

▲能力評価基準

 国土交通省は10月24日、建設キャリアアップシステム(CCUS)を活用した「建設技能者の能力評価制度」の能力評価基準の申請を「左官」と「内装仕上」の2職種で受け付けた。きょう25日に認定する。同省は、11月から職長・班長クラスの技能者向けに特別講習を開く予定で、受講した技能者に対しては、能力評価基準に基づくレベル判定の手数料などを免除する方針だ。

 10月8日の鉄筋・型枠・機械土工に続く認定で、10月中に10職種程度で基準を認定する見込み。2019年度中に登録基幹技能者講習を実施している35職種で基準を認定し、20年度から評価制度を本格的に運用する考え。

 「左官」の能力評価基準を申請したのは日本左官業組合連合会、「内装仕上」が全国建設室内工事業協会、日本建設インテリア事業協同組合連合会、日本室内装飾事業協同組合連合会―の3団体。

 これら基準の策定主体である専門工事業団体は、技能者や所属事業者からの申請を受け付けてレベル判定を行う「能力評価実施団体」となる。

 基準を認定した職種の技能者は、国交省が11月から開く特別講習を受講すると、能力評価と建設キャリアアップカード再発行の手数料が免除される。同省は能力評価の申請をオンラインで受け付けて評価事務を自動化する「レベル判定システム」も、20年度から本格稼働させる。