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河川・砂防分野で研究課題の公募を開始 国交省

 国土交通省は10月21日、産学官連携による河川・砂防分野での技術研究開発の促進に向けて、研究課題の公募を始めた。「河川技術」「砂防技術」「河川生態」「海岸技術」―の4部門について、大学などの研究機関や民間企業からの応募を受け付ける。締切は11月27日。

 河川技術部門では、堤防や川岸の浸食による被災リスクの評価技術について応募を求める他、「流域」と「地域」に関連した課題の提案も受け付ける。

 砂防技術部門では、生産土砂量の定量評価手法の高度化と、斜面・渓岸からの土砂供給が及ぼす影響の評価―の2課題について募集する。応募者の課題提案も受け付ける。

 河川生態部門では、大規模な洪水での河川生態系の保全・回復に関する研究を公募する。

 海岸技術部門は、大規模な土砂移動を考慮した海浜変形予測技術の開発について提案を求める。

 これらの応募は、それぞれの内容について有識者会議で審査。採択対象を2020年3月をめどに決定する。