コンクリート構造物の診断・維持管理、土木積算代行等を展開する宮崎市の株式会社九州建設サポート（蛯原猛代表取締役）は、橋梁点検システム「アレリオ橋梁点検」を東京都千代田区の株式会社エージェンシーソフトと共同開発し、このほど販売を開始した。
この製品は、タブレット野帳と点検調書作成システム、更にデジカメとの連携により橋梁点検の作業時間を劇的に削減するシステム（当社比で内業時間７０％削減）。タブレット野帳においては、現場状況写真の連続撮影はもとより、損傷箇所の旗揚げや損傷部との写真紐付け、全景及び部材ごとの現場写真の取り込み機能に加え、橋梁位置座標を取得する機能を搭載。また、点検調書作成システムでは損傷一覧を自動生成し、損傷スケッチデータの外部出力と損傷写真集の作成を実現した。このほか、国土交通省指定フォーマット形式での出力はもとより、全国各都道府県、市町村の独自フォーマットにも随時対応していく。
同社の蛯原社長は「国の働き方改革や生産性向上の考え方に対応したこのシステムは、現在の社会インフラを支えている実務者が直面している問題を大幅に改善できるものと考えている。全国の点検実務者の生産性向上や働き方改革の一助となれば」と話す。
申込み・問合せは、株式会社九州建設サポート・電話０９８５ー３０ー３０１８番、アレリオ橋梁点検システムの専用ホームページhttp://www.infra-mainte.com/を参照。なお現在、システム基本契約料の無料キャンペーンを実施中とのこと。